Googleは今週、どのようなタイプのコンテンツでも投稿したり検索したりすることを可能にする新しいサービスのテストを進めていることを正式に認めた。
この「Google Base」サービスのスクリーンショットが今週明らかにされるや否や、Googleがまたどこか特定のライバル会社を市場からを追い出そうとしているのではないか、との憶測が飛び交った。
果たして、この新サービスは、eBayやCraigslistを市場から追い出すために作られた新種の電子商取引サイトなのだろうか。それとも、Googleは大規模な情報ストレージサービスでも開発しているのだろうか。
こうした問いに対し、Googleの広報担当は同サイトについて「コンテンツの所有者が自分のコンテンツを簡単にGoogleに送信できるようにする」ための方法を単に実験しているに過ぎない、と述べた。
しかし、ブロガーやアナリストが落ち着きを取り戻して考え始めたところ、あるテーマが浮かび上がった。検索、商取引、コミュニティなどの各種機能を組み合わせるこの新サービスは、単純なオンラインストア以上の、とてつもなく大きなものになるポテンシャルを秘めていると、彼らはいうのだ。
ブログコミュニティの反応を以下に示す。
「既存のやりかたでデータベースに情報をためる代わりに、Googleは、個人法人を問わずリスティングを直接Googleに送るよう推奨している。同社はこうすることで、リスティングを借用していたOodle.comが先ごろCraigslist.orgから受けたような『クロール停止命令』を回避できる。構造化データベースを最初から所有しておけば、Googleは自社の得意分野に集中できる。すなわち、個人や法人に自社のサービスを使わせることだ」
--Charlene LiのBlog
「もしGoogleが、クリック保証型のテキスト広告を募集するのと同じように、ユーザーのリスティングを単に集めようとしているだけならば、CraigslistはGoogle Baseについて何も恐れることはない。だが、もしGoogle BaseがTribeやMySpaceのようなコミュニティを作り出すようになれば、だれもが恐れる事態になるだろう」
--A VC
「Googleは、異なるサービスを次々に投入するのではなく、ファイルをいくらでも配置/アクセス/共有/保存できるプラットフォームを1つ提供すればよい。例えば今も、Picasa、Gmail、Blogger、Google Mapsなどを介して、さまざまなデータがGoogleのデータベースに入ってきているのだ」
--Gary Stein
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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