非難を浴びるGoogle
今回スプログの影響を受けた一部のブロガーは、Googleの責任を追及している。Pirilloは17日、「Googleへ。BlogSpotを直ちに閉鎖せよ」と自身のブログに書き込んでいる。
「BlogSpotはゴミためにほかならない。ブランドの名声も一緒に地に落ちるだろう。『邪悪なことはしない(do no evil)』が本当にモットーであるならば、担当者を割り当てて直ちにこの大問題の抑制に取り組む必要がある」(Pirillo)
GoogleのJason Goldman(Blogger担当プロダクトマネージャ)によると、Googleではしばらく前からスプログの問題解決に取り組んでおり、ユーザーが疑わしいブログにフラグを立てて偽のブログである可能性を示せるようにしたり、ブログ作成者に対してゆがんだ形の文字を表示し、それを手動で入力させて(マシンではなく)人間がそのブログをつくろうとしていることを証明させるといった予防措置を取っているという。
Goldmanは、これらの予防措置が先週末の攻撃には歯が立たなかったことを認め、それらのツール自体は解決策というよりむしろ抑止策としてしか役立たないと述べた。同氏はまた、Googleが米国時間19日にスパム送信の疑いを持たれるユーザーに対し、ブログのエントリーごとに、その公開前にゆがんだ形の文字を見てそれを入力させる措置を講じたとした。さらに同氏は、スプログ攻撃を受けているのはGoogleだけではないと述べた。
「現在は、Bloggerだけでなく、一般にどのウェブログもスパムの問題を抱えている。たしかにスプログは問題だが、ただしその大部分がBlogSpotで生じているというわけではない」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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