NASAがGoogleを宇宙の旅へと誘おうとしてる。
米航空宇宙局(NASA)のエイムズ研究センターとGoogleは米国時間28日、技術に焦点をあてたさまざまな研究開発の取り組みで協力していく計画であることを発表した。これにより、地球上で最も有力な技術関連の資源が組み合わせられることになる。
両者はこの日、大規模データ管理や大規模分散コンピューティング、バイオ/IT/ナノテク融合などのさまざまな分野で協力を進め、宇宙関連産業に従事する起業家の支援を進めていくことを内容を盛り込んだ覚え書きに調印した。この覚え書きには、GoogleがNASA Research Park敷地内に最大100万平方フィートのキャンパスを設置する計画も含まれている。
「わわわれが提携することにより、宇宙開発関連の非常に幅広い分野で成果が期待できる」とNASAエイムズセンターのディレクターであるScott Hubbardは声明のなかで述べている。「いくつか例を挙げれば、バイオ/IT/ナノテク融合に関する協力から生まれる新たなセンサーや素材、エンジニアリングに関わる諸問題の分析結果の改善、地球/生命/宇宙の各科学分野においてスーパーコンピュータやデータマイニング技術を利用することから得られるさまざまな発見、そして起業家による宇宙開発プログラムへの参加などが考えられる。この共同の取り組みは両者にメリットをもたらすものだが、米国の国民こそが真の受益者だ」と同氏は付け加えた。
「GoogleとNASAには共通の願いがある。それは、全世界の人々に情報の宇宙をもたらすことだ」とGoogle CEOのEric Schmidtは声明のなかで述べている。「アポロの宇宙飛行で撮影されたさまざまな画像が、いつでも好きな時に見られるようになる姿を想像して欲しい。これは、両者の協力が世界をよりよい場所にする上で技術の果たす役割を広げることに役立つことを示すほんの一例にすぎない」(Schmidt)
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