Googleは米国時間13日、かねてから噂されていたブログ検索サービス「Google Blog Search」のベータ版を公開した。
自社で「Blogger」サービスを運営する同社だが、この新サービスはサイトのフィード(RSSまたはAtom)を公開するすべてのブログを検索できるようにすることを目標としている。検索対象には、Bloggerのブログのほか、他のサービスのブログも含まれる。英語の他、日本語も利用可能だ。このほか中国語、韓国語、仏語、伊語、独語、スペイン語、ブラジルで使われるポルトガル語など、世界各国の言語で書かれたブログを検索することが可能となっている。
上からGoogle版、blogger版、bloggerダッシュボード版のインターフェース |
検索サービスは、各投稿記事もしくはブログ全体を検索できる。通常はメインの検索結果には個々の投稿記事へのリンクが表示されるが、検索ワードと関連性の高いブログがある場合はブログ全体へのリンクがメインの検索結果の最上部に表示される。検索オプションも、通常のウェブ検索とは違い、「ブログのタイトル」や「記事のタイトル」、「執筆者」などが用意されている。
また、検索結果は同じだが、検索のインターフェースは通常のGoogle版のほかにも、blogger版、bloggerダッシュボード版、Blog*SpotのブログにあるNavbar版の4つがある。さらに、blogger版ではGoogle Blog Searchについて日本語で書かれたヘルプがある。もし日本語で表示されない場合は、一度bloggerのトップページへ移動して日本語で表示されたことを確認したあとで、もう一度ヘルプページへ戻るか、ヘルプページを更新すると日本語で表示される。
Navbar版のインターフェース |
通常、ブログでフィードを公開して、Weblogs.comなどの自動更新サービスを利用していれば、Googleのインデックスに自動登録されてブログ検索の結果に表示される。サイトフィードごとにブログが登録され、投稿記事の更新が頻繁にチェックされるわけだ。このため、ブログ検索の結果に表示されるブログは、通常のウェブ検索に比べて、新しいコンテンツがより早く反映されるという。また、サイトフィード内の構造化データによって、投稿や対象期間をより正確に検索できる。
自動的にGoogleのインデックスに登録されない場合には、ブログを手動でインデックスに追加できるフォームを近々提供する予定だ。なお、サイトフィードを公開していないブログは、ブログ検索の結果に表示されない。
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