Amazon.comとShutterflyは米国時間22日、顧客へのオンライン写真サービス提供に向けて新たに提携したことを明らかにした。
両社は、消費者がデジタル写真のプリントを注文したり、ネット上のほかの利用者に画像を公開できるウェブサイトを共同で開設した。このサービスは、Amazonのホームページや家電製品のページからも利用できる。
同サービスでは、写真を取り込んだカード、カレンダー、マグカップ、Tシャツなどの商品も販売していく。さらに、Amazonの顧客は無償でオンラインアルバムを持つことができる。持てる画像のコレクションは2つで、保存容量にはあらかじめ制限がなく、個々に設定したウェブアドレスで公開できる。さらに無償の画像編集ツールも提供される。
Amazonの幹部らによると、Shutterflyとの提携には、同社のオンライン写真市場進出とデジタルカメラ販売を支援する目的があるという。
AmazonのGlenn Cunningham(家電販売担当バイスプレジデント)は声明を出し、「われわれの顧客は、Amazon.comでの買い物に対する期待をさらに高めているが、Shutterflyのデジタル写真製品やサービスが加わったことで、ショッピングの満足度が高まると信じている」と述べた。
Amazonは、書籍以外の商品購入でサイトを何度も訪れてもらえるよう、サービスの追加に力を入れてきているが、写真サービスに関する今回の提携はこの狙いを浮き彫りにしている。同社は今月はじめ、特定の地域の写真を表示できる地図サービスのベータ版をA9検索エンジンで公開した。さらに、同社がオンラインデジタル音楽サービスを準備中との情報もあり、7月中旬にはDVDオンデマンドサイトのCustomFlixを買収している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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