IBMは米国時間15日、ウェブブラウザ「Firefox」を開発するMozilla Foundationに約5万行のコードを寄付すると発表した。視覚障害や運動障害をもつ人たちにとって、使いやすいブラウザを開発することに役立ててもらいたいと、同社はいう。
今回寄贈したコードを使って、MozillaはFirefoxバージョン1.5にDHTMLアクセシビリティ技術を実装することが可能になると、IBMは述べる。この技術を利用すると、ユーザーがキーボード操作で、ウェブページを拡大表示したり、ナビゲーションを行ったり、音声の説明を受けたりできるようなる。
また、開発者は障害を持つ人や高齢者のための「リッチインターネットアプリケーション」の開発に取り組むことが可能になる。こうしたアプリケーションは、ユーザーが自分のPCに追加プログラムをインストールしなくても実行できるというもの。
これまでもIBMは、コンテンツを読み上げるスクリーンリーダーなど、アクセス技術の業界標準であるMicrosoft Active AccessibilityにFirefoxが対応するのを支援している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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