Jupiter Researchが発表した最新の調査結果によると、オンライン広告市場は2010年まで着実に成長し、その市場規模は2004年時点の2倍になるという。
Jupiter Researchは米国時間8日、2004年に93億ドル規模だったオンライン広告市場が2010年には189億ドル規模に達するだろうと述べた。
市場の急成長を支えるのは、検索エンジンマーケティングで、同分野は年間平均成長率(CAGR)12%で推移するという。
一方、ディスプレイ広告の分野は総売上が年間平均成長率7%で推移すると、同社は述べる。
Jupiterによると、クラシファイド広告(三行広告)の分野でも成長が見込まれるという。同分野の年間平均成長率は10%で、2010年には売上が41億ドルに達すると見込まれている。
また、ブロードバンド接続が一般の家庭にも広く普及してきたことから、多くの広告主が、リッチメディア広告やストリーミングメディア広告に投資するようになるだろうとJupiterは述べる。
リッチメディア広告に対する支出額は年間平均成長率25%、ストリーミングメディアに対する支出額は年間平均成長率30%となり、その市場規模はそれぞれ35億ドル、9億4300万ドルに達するものと見られる
他社の調査結果も、オンライン広告収入が大きく伸びていることを示している。Interactive Advertising BureauやPricewaterhouseCoopersが以前発表したレポートによると、2005年第1四半期のウェブ広告売上は前年同期比26%増の28億ドルに達したという。
さらに、Forrester Researchは先ごろ、2005年のオンライン広告売上は2004年に比べ23%増の147億ドルに増加するだろうと予想した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」