どうやら、Amazon.comがデジタル音楽サービスを提供する準備をしているらしい--ある業界関連ブログに掲載された求人情報から、このような憶測が浮上した。
Amazonは、Paidcontent.orgに掲載(そして、その後削除)した求人広告のなかで、「将来予定されているデジタル音楽サービス」の「コンテンツ・アクイジション・マネージャ(content acquisition manager)」を探していた。
これまでのところ、Amazonは公式の場で、本格的なデジタル音楽提供サービスを立ち上げる意向を示したことはない。しかし、複数の音楽業界幹部は米国時間4日、Amazonが過去数カ月間、サブスクリプション形式のサービス提供を含め、同市場に参入する計画を積極的に検討していたことを認めた。
Amazonが既にオンラインストアを運営していることを考えると、同社は、同じ時期に市場に参入する他のライバル企業よりも、速くデジタル音楽サービスを軌道に乗せることが出来るものと予測される。しかし、これはあくまでも予想であって、保証の限りではない。アナリストらは、ソニー、Microsoft、Yahooなどの大手企業さえも、同分野では、ビジネスを軌道に乗せるまで苦戦したと指摘する。
「音楽ビジネスの世界では、事業の採算が取れるようになるまで相当の我慢を求められる」とGartnerG2のアナリストMike McGuireは述べる。「これまでの例から、大きなブランド力を有し、マスコミやオンラインビジネスに対し大きな影響力をもつ企業ですら、オンライン音楽の世界では、苦戦することが分かっている」(McGuire)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス