Microsoftは、Internet Explorer(IE)ユーザーに対して、Netscapeブラウザの最新版がIEのXMLレンダリング機能を壊すようだと注意を呼びかけている。
MicrosoftのDave Massy(IE担当シニアプログラムマネジャー)は、あるブログの書き込みで、Netscape 8をインストールすると、IEがXMLファイルをブランクページとして表示してしまうと述べている。
Microsoftは、この問題の影響を受けるIEのバージョンを明らかにしていないが、DeveloperDexという掲示板には、Windows XP Service Pack 2(SP2)のパッチを適用したIE6で、この問題に遭遇したという書き込みがある。
Microsoftは現在この問題について調査を進めており、Netscapeと協力して解決にあたると述べている。同社では、Netscape 8をアンインストールし、レジストリの設定を編集するという回避方法を奨めている。
先のブログを読んだあるIEユーザーは、この問題について、NetscapeではなくIEに起因する可能性があると述べている。この人物は、この問題がIEからNetscapeへの移行を検討するユーザーを思いとどまらせることから、Microsoftの役に立つ可能性があると示唆した。
しかし、Chris Beachという別の読者はMicrosoftを擁護している。
「またMicrosoftの『汚い戦術』をめぐる陰謀説が始まった。批判ばかりで、正直なところ(Microsoftには)同情する。IE 7で素晴らしい成果を見せて欲しい」(Beach)
Netscape 8を2週間前にリリースしたばかりのNetscapeにとっては、この問題が新たな打撃となる可能性がある。同社は、Netscape 8を投入し、セキュリティ機能を大々的にアピールしたすぐ翌日にも、複数の深刻な欠陥を修正するアップデートをリリースしていた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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