Googleは、自社に認められた商標権を侵害したとして、競合するショッピング検索エンジンのFroogles.comを提訴した。
Googleは、Froogles.comに対する68ページにわたる訴状をニューヨーク東部地方裁判所に提出した。同社、ニューヨーク州在住のFroogles.com所有者Richard Wolfeが、「ほとんど見分けがつかない」ロゴを使用し、Googleの商標名とブランドを侵害し、不当に利益を得ていると主張している。
「被告は、Googleの商標に関する同社の権利を十分に認識したうえで、Frooglesという名前を選んだ。一連のインターネット検索サービスに『Oogle』という要素を取り入れたのはGoogleのほうが先である」(Googleの訴状)
Googleは同裁判所に対し、Froogles.comサイトを閉鎖し、このドメイン名を譲渡する命令を出すよう求めている。
GoogleとFroogles.comとの争いの発端は1年以上前にさかのぼる。Googleは2004年2月に「Froogle」という商標を認められたが、これに対してFrooglesのWolfeはこの承認に反対する請願書を提出した。Googleは訴状のなかで、Froogles.comが「Froogle」というショッピングブランドに対するGoogleの法的権利について、誤った疑念を植え付けたと主張している。
訴状によれば、Froogles.comの所有者は、2000年12月にこのドメイン名を登録したが、2002年7月までそれを仕事には使っていなかったという。Googleは、同社が「Google」という商標についての権利を確保したのは、それより4年前のことだと主張している。Froogles.comは、Eコマース関連のマーケティングサービス用に2003年9月に商標を登録している。
Googleは2002年11月にFroogleの商標を申請し、2004年2月にその権利を認められた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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