Googleは、同社のウェブメールサービス「Gmail」で無尽蔵のストレージを提供する計画を進めている。これにより、熾烈な争いが繰り広げられているこの市場で、同社は一年ぶりに競合各社に一気に差をつけることになる。
同社は米国時間4月1日に、無償で提供しているGmailサービスのストレージ容量を倍増し、現行の1Gバイトから2Gバイトに引き上げる計画だと、Gmailの製品管理ディレクターであるGeorges Harikが明らかにした。同社はさらに、1日以降毎日ストレージ容量を追加していく予定だが、どれくらいの容量を追加するかはまだ決まっておらず、またこの容量追加を止める計画もないという。
この動きは、ごく少数のヘビーユーザーにとってはいくらストレージ容量があっても足りないということと、そしてオンラインストレージのコストが急激に下がっているということを浮き彫りにしている。ウェブメールでは通常ストレージ容量があらかじめ決まっているものだが、この制限が無くなれば、広い範囲に影響が及ぶ可能性があると、Harikはいう。その結果、ストレージ容量に対するユーザーの考え方がかわり、いままでの前もって定められたものから、ユーザーの使用量にあわせて増えていくものになるという。
「われわれは、ユーザーのストレージ使用量が制限一杯まで達したときに備えて、きちんと計画をたてておきたかった」と同氏は説明する。「1Gの容量を使いきったらどうなるかということで、ユーザーを心配させたくはない」(Harik)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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