オリコンは、同社の運営する音楽ポータルサイト「ORICON STYLE」にて、音楽配信サービスを3月23日より開始した。同社は同時に、新聞社系の11サイトと提携し、提携サイト上で音楽特集を組むなどしてORICON STYLEとの連携を図る。
提携する新聞社系サイトは、asahi.com、MSN-Mainichi INTERACTIVE、YOMIURI ON-LINE、nikkansports.com、スポーツ報知、中日Web Press、デイリースポーツonline、スポニチアネックス、SANSPO.COM、北海道新聞、西日本新聞 The Nishinippon WEBの11サイト。ヨミウリ・オンライン(3月24日開始予定)、アサヒ・コム(4月6日開始予定)、スポニチ・アネックス(4月下旬開始予定)以外のサイトでは、3月23日よりORICON STYLEとの連携が始まっている。
オリコンでは、「新聞社系サイトと連携することで幅広いリーチが期待でき、オンラインで音楽を購入したことのない潜在的な音楽ファンにもアピールできる。また、約40年にわたって蓄積した“オリコンランキング”を活用し、旧譜の活性化を図ることができる」としている。
サービス開始の23日時点で、すでにエイベックスやビクターエンタテインメント、東芝EMI、ポニーキャニオンをはじめとする50社のレコード会社や音源供給会社と提携し、約10万5000曲の楽曲を配信している(一部の楽曲は試聴のみ)。提携企業の中には韓国のMutaraも含まれており、韓国のアーティスト22名の楽曲も配信する。韓国アーティストの楽曲配信は、「国内初の試みだ」(オリコン)という。楽曲の価格は157円〜315円(税込み)で、音楽ファイル形式はWMAを採用している。
なお国内では、大手ポータルサイトのMSN Japan(2004年10月開始)とYahoo! JAPAN(2005年2月開始)が、すでに音楽配信サービスを開始している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス