Mozilla Foundationによると、モバイル端末向けのMozillaブラウザ「Minimo」はLinux搭載のPDAだけでなく、Windows CE端末でも利用できるようになる予定だという。
Minimoの現行バージョンはLinuxベースのPDAでしか動作しないが、今夏発表予定のバージョンは、MicrosoftのWindows CEオペレーティングシステムにも対応する。
Minimoの開発を指揮するDoug Turnerは先週、Windows CEをベースとしたPDA向けプラットフォーム「Pocket PC 2003」に対応したMinimoの最初のビルドをウェブサイトで公開した。
「一般ユーザー向けの最初のバージョンは、約4カ月後にリリースされる予定だ。また3月末からナイトリービルドを用意したいと思っている」(Turner)
Turnerによると、このプロジェクトの基本的な作業はすでに終了しているという。しかし、ユーザーインターフェースの改善に取り組む必要があるため、追加の開発者を募集していると、TurnerはMozillaZineニュースサイトで述べている。
「ここで公開したビルドを使ってみれば、Windowsとの統合が不十分であることが分かると思う。また、アプリケーション用のユーザーインタフェースにもまだまだ手を加える必要がある。このビルドを使ってみた人は是非ともわれわれにフィードバックを寄せて欲しい。またコーディングスキルのある人には、開発に参加してもらいたい」とTurnerは述べた。
Turnerは、オープンソース開発コミュニティから多大な支援を受けられると確信している。「Windows CEプラットホーム上で動作する素晴らしいブラウザを開発する作業を手伝いたい、との申し出を優秀な開発者たちからたくさん受けた。このような手応えがあることから、このプロジェクトは成功するだろうと考えている」(Turner)
MinimoはFirefoxほど有名ではないが、複数のデバイスメーカーがすでに同ブラウザに興味を示している。そのなかには携帯電話メーカー2社も含まれる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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