ソフトバンク パブリッシング発行の月刊誌「Yahoo! Internet Guide」は8日、今年のベストサイトとなるWeb of the Year 2004を発表した。
今年で9回目を迎えたWeb of the Yearは、投票期間11月8日〜2004年11月21日の14日間に、Yahoo! JAPANをはじめODN、All About、SANNET、hi-ho、ぷらら、フレッシュアイの各サイトから一般投票14万6355票を集め、カテゴリ別の部門賞(12部門)と新人賞、話題賞、ポータル賞の各特別賞を選出した。
Web of the Year 2004受賞サイトの代表者たち |
会場ではまず特別賞の発表が行われた。今年登場して活躍したサイトとして選ばれる新人賞の1位には「Yahoo!知恵袋」が選ばれた。また、インターネットで話題をさらったサイトに贈られる話題賞の1位には「電車男」が、さまざまなサービスや情報を総合的に提供するサイトに贈られるポータル賞の1位には「Yahoo! JAPAN」が選ばれた。話題賞に選ばれた電車男は授与式には登場せず、2ちゃんねる管理人の西村博之氏が現れた。
部門賞では、コンピュータ・インターネット部門にて「窓の杜」が9年連続1位を獲得したほか、旅行・チケット部門では「旅の窓口」時代から4年連続1位となる「楽天トラベル」が、オンラインサービス部門では、メール容量増量で話題となった「Yahoo!メール」が1位に選ばれた。
その他の部門の1位は、ニュース・メディア部門が「フジテレビ」、ショッピング・オークション部門が「Yahoo!オークション」、エンターテインメント部門が「ハンゲーム」、生活情報部門が「ぐるなび」、スポーツ部門が「スポーツナビ」、懸賞・得するサービス部門が「5050jp」、コミュニティ部門が「2ちゃんねる」、マネー部門が「イーバンク銀行」、ブロードバンド部門が「Yahoo!動画」となった。
なお、今年の年間総合大賞は該当者なしとなった。Yahoo! Internet Guide編集長の伴雅子氏によると、昨年までは最多得票サイトを自動的に選んでいたが、選考基準を変更した結果、今年は抜きんでてスコアの高いサイトがなかったという。同氏は、次回は別の方法で大賞の選考方法を考えたいとした。
今年の新人賞には、mixiやGREE.jpといったソーシャルネットワーキングサイトや、livedoor Blog(新人賞3位を獲得)、ココログなどのBlogサイトが多くノミネートされており、ネットレイティングス 代表取締役社長 萩原雅之氏も「ユーザー同士がコミュニケーションできるサイトの盛り上がりが今年の特徴だろう」と指摘した。また同氏は、来年の話題賞・新人賞の予想として、有料音楽配信サイト、プロ野球中継サイト、愛知万博サイトを挙げた。
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