リッスンジャパン(三宅明社長)は、携帯型デジタルオーディオプレーヤー製品を日本で販売するエヌエイチジェイ(NHJ、マージ・ハリレラ社長)と提携し、音楽配信サービス「NHJ Music Store」を11月19日から開始した。
「NHJ Music Store」は、リッスンジャパンが提供する「音楽配信Co-Brandシステム」を利用し、「Listen Music Store」と同等の取り扱い楽曲数(約6万曲)、情報コンテンツ、機能を備えた音楽配信サービス。NHJでは、Windows Media DRM 9(WM-DRM)に対応したポータブルオーディオプレーヤー「v@mp VP-612D」を販売しており、「NHJ Music Store」で購入した楽曲は同プレーヤーで再生することができる。
今回の両社の提携は、自社製品を利用するユーザーに付加価値サービスとして音楽配信サービスを提供したいNHJの戦略と、音楽配信サービスの加速度的な普及を目指して「音楽配信Co-Brandシステム」を開発していたリッスンジャパンの戦略が合致して実現したもの。
「音楽配信Co-Brandシステム」は、商品閲覧から課金、ライセンス発行、楽曲ダウンロードまでをワンストップで提供するシステムで、「Listen Music Store」と同レベルの音楽配信サイトを短期間で立ち上げられるのが特徴。同社の強みである音楽情報データベースを活用することで、充実したサービスを提供できる。システムの楽曲ストレージ、著作権保護の管理はJストリーム(白石 清社長)が行っている。
リッスンジャパンでは、「Co-Brandサイト」を今後増やしていくことで、販売機会の拡大や、音楽だけでなくさまざまな嗜好をもつターゲットへのリーチを行っていく方針。パートナー先のユーザーに音楽配信サービスを提供することで、まだ音楽配信に興味をもっていないユーザーを喚起していく。来年春までにいくつかの「Co-Brandサイト」の立ち上げを予定しており、新たなアライアンスパートナー候補も検討中。
一方、NHJでは、今後もWM-DRM対応のポータブルオーディオプレーヤーを順次発表・発売していく予定。同社製品は直販サイト「NHJ Shop」で購入できる。
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