PhoneBites(本社:カリフォルニア州サンフランシスコ)という新興企業は、着メロの次に来る人気エンターテイメントサービスを求める携帯電話ユーザーの声に応えようと、あるサービスを開始した。ただ、当初の成功は大統領を茶化したいと考える人の人数に左右されるかもしれない。
同社が先週投入したRazzという技術は、携帯電話ユーザーが気の利いた--というよりむしろ、ほとんどはくだらない--音声を会話中に挿入できるようにするもので、会話中にボタンを押すと、そうした音声が再生される仕組みになっている。このサービスは複数の高機能電話機に対応しており、ユーザーは約2ドルを支払えば複数の音声の入ったパッケージをダウンロードできる。
最初のクリップ集はタイムリーなもので、ハロウィン関連のものと、Bush大統領のこれまでの失言集になっている。PhoneBitesでは、Jerky Boysのいたずら電話集も制作中だ。
同社の共同創業者兼マーケティング担当バイスプレジデントであるJeff Kirschnerによると、PhoneBitesは着メロの成功を受けて生まれた携帯電話のパーソナライゼーションアプリという分野を開拓しているのだという。
「きっかけは着メロで、これが大成功を収めた。Razzは新分野であり、事業者が求めていた一定のパーソナライゼーションを実現するコンテンツだ。彼らは次を求めていたが、Razzは着メロになかった何かを提供する。着メロはカスタマイズできる部分が少なく、さほどインタラクティブでもなかった」(Kirschner)
着メロが莫大な利益を上げたというKirschnerの言葉は正しい。その額は会社によって違うが、これが数十億ドル規模の国際的ビジネスであることにほとんど異論はないだろう。しかし、米国ではこれらの影響があまりなかった。In-Stat/MDRのアナリスト、Clint Wheelockは、米国では2003年に約7500万ドルの売上があっただけだと話す。だたし売上は上昇中で、今年は1億4600万ドルに達する見通しだと同氏は述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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