Yahooが電子メールソフトウェア企業のStata Labsを買収した。これはライバルのGoogleやMicrosoftとのPC検索ツールをめぐる、来るべき競争に備えた投資と言える。
カリフォルニア州サンマテオに本社を置く株式非公開企業のStata Labsは、メッセージの本文や添付ファイルの検索を支援するBloombaという電子メールアプリケーションを販売している。Yahooにとって、買収の目的はあくまでもStata Labsの基本技術を手に入れることのようで、同社はBloombaの販売を継続しないとしている。
Stata Labsはウェブサイトを通してユーザーに買収を通知しており、そのなかで「今回の買収によって、Yahooは専門技術と戦略上有益な資産を手に入れることになる」と述べている。
買収の金銭的な条件については明らかにされていない。YahooとStata Labsにコメントを求めたが、応じてもらえなかった。
わずか1週間前に、YahooのライバルGoogleは、ウェブページだけでなく電子メールやWord文書も検索することを可能にする技術を公開している。またMicrosoftも、 デスクトップに保管されたファイルや電子メール、ウェブの検索を統合する計画で、先ごろ電子メール検索を手掛けるLookupという企業を買収した。
Yahooの幹部は以前、同社ではデスクトップ検索ツールの発表を予定していると述べていた。
Stata Labsのウェブサイトに記載された通知によると、同社のエンジニアはYahooに移籍する予定だという。また、Bloombaや同社の電子メールソフトウェアの販売は継続されないという。しかし、Yahooでは、Stata Labsの既存ユーザーに対し最長1年間のサポートを提供する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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