米国時間12日はApple Computerにとって素晴らしい1日となった。ロック界のスーパースター、U2を起用した同社の新しい広告キャンペーンが、この日からスタートしたのだ。
同社は、メジャーリーグのプレイオフをはじめとする複数の番組の合間に、U2が登場するテレビCMの放映を開始した。また、AppleのiTunesサービスを通じて、U2のニューシングル「Vertigo」を提供し始めた。
このCMには、原色のバックを背にして曲を演奏するU2のシルエットが映し出されている。
ロック界でCMへの楽曲提供を拒んでいたグループの1つだったU2にとって、今回のCM出演は方向転換といえるものだ。
しかし、U2のメンバーは長年Apple製品を愛用している。同グループは画期的な「Zoo TV」ツアーのステージでもPowerBooksを活用し、また後には楽曲の合法ダウンロードを推進する最高の解決策としてiTunesを熱心に支持するようになった。さらに、今年初めには「How to Dismantle an Atomic Bomb」という新しいアルバムのアドバンスディスクが盗難の憂き目にあったが、その際にも違法コピーがピア・ツー・ピアネットワークに登場したらiTunesで先行リリースすると公言していた。
「U2は世界有数のバンドで、我々は一緒に仕事ができることに感動している。AppleとU2はこれからも一緒に活動していくことになるだろう」とAppleは声明のなかで述べている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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