サンフランシスコのある新興企業が、カルト的人気を誇るテレビ番組「Star Trek」をベースにしたオンラインゲームで、ゲーム開発者としては前人未踏の地に足を踏み入れる大胆な計画を進めている。
Perpetual Entertainmentというこの会社は米国時間7日、Star Trek関連の著作権を所有するViacom Consumer Productsとライセンス契約を交わしたことを発表した。この契約ではオリジナルシリーズやテレビ/映画のすべての派生作品がカバーされている。
この契約により、Perpetual Entertainmentは、ビジネス的に大きな可能性を秘めると同時に、一筋縄ではいかないこの市場に利益を求める最新の企業となる。
EverQuestや韓国製のLineageのようなゲームは、月額の利用料を支払うユーザーを数十万人も集めている。しかしこの市場には、計画が予定通り進まずに失敗した「Sims Online」のような例も数多くある。
Perpetual最高経営責任者(CEO)のJoe Keeneは、大手ゲームメーカーElectronic Artsの元社員だが、同氏によるとPerpetualでは現在「Star Trek Online」の仮称で呼ばれるこのゲームをヒットさせるために、有名なキャラクターやストーリー設定を取り込むこと以外に、ゲームとしての革新性も打ち出していくという。
「世界でもっとも多くのファンが付いているとしても、ゲーム自体が面白くなければ、結局うまくはいかないだろう」(Keene)
「Star Trek Online」にはフェイザーを発射したり、未知の領域を探検する機会がたくさんあり、ロールプレーイングゲームにつきものの冒険とキャラクター作りのバランスが取られていると、Keeneはいう。
Perpetualではこの「Star Trek」ゲームのベータ版を2006年までに用意し、2007年には正式なサービスとして提供開始する計画だという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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