イスラム武装グループによって人質にされた米国人のビデオが、自社のウェブサイトで公開されていたとして、カリフォルニアのある会社がFBIにコンタクトしていたことがわかった。この事実を、同社の従業員が米国時間17日に認めた。
Silicon Valley Land Surveyingというこの会社は、サンノゼを拠点として地図作成や測量を手がけているが、今回の事件については、知らないうちにビデオが公開されていたとしている。
同社のウェブサイトは16日、大量のアクセスが殺到した結果クラッシュしてしまった。この件について同社では現在調査を進めていると、ある従業員が匿名で語った。
問題のビデオには、アルカイダを名乗るグループによってサウジアラビアで人質にされ、目隠しをされたPaul Johnsonという米国人が映っている。12日に誘拐されたJohnsonは、アパッチ攻撃ヘリの整備士としてサウジアラビアで働いていた。
犯人と見られる武装グループは、サウジアラビア政府が同国の刑務所に収監されているアルカイダのメンバーを釈放しなければ、19日に人質を殺すと脅迫していた。
最初にこのビデオの出所を突き止めたドイツの雑誌Der Spiegelによれば、この会社のウェブサイトが乗っ取られ、問題のビデオの公開に利用されてしまったという。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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