米ヤフー、ホームページのデザインを刷新か--ユーザーが偶然目撃

Jim Hu (CNET News.com)2004年06月09日 12時13分

 Yahooがイメージチェンジしたホームページのテストをひそかに開始していた。ここ数週間のあいだに同ポータルにアクセスした一部のユーザーが、試験的なモックアップを目にしたと語っている。

 CNET News.comが入手したスクリーンショットを見ると、デザインを一新したホームページは予備テスト中のようだが、ただし今回の変更はホームページの劇的なオーバーホールではなく、小規模なレイアウトの変更にとどまっている。

 この新バージョンでは、これまでYahooのロゴの横に配置されていた6つの「ボタン」が、サイト内のほかのエリアへのリンクが表示される「Y Services」のボックス内に移動している。これらのボタンは、インスタントメッセージ(IM)、電子メール、ファイナンス、旅行、仕事探し、My Yahooページといった人気の高いツールへの画像リンクとなっている。一方、Y Servicesボックス内のリンクは、テーマ別ではなくアルファベット順に並べられている。

 さらに、これまでページ右端に配置されていたYahooの広告枠の位置も変わった。新しいデザインのページでは、広告枠は電子メールやYahoo Messengerへのリンクがあるボックスの上に配置されるようになっている。一方、ページ上部では、検索バーが以前と変わらず中心に陣取っている。

 Yahoo広報担当のMary Osakoは、同社がユーザーからフィードバックを得るべく製品に対する変更を定期的にテストしていると述べたが、ただしこのスクリーンショットが本物かどうかはわからないとしている。

 Yahooによるホームページのデザイン見直しはあらかじめ予想されていたものだ。Yahooの経営陣は先月、金融業界のアナリストに対し、知名度の高い電子メールサービスなどの一部ウェブツールに今年中に変更があることを伝えていた。

 今夏に予定される電子メールの改良では、無償ユーザーで100Mバイト、有料ユーザーでは「事実上無制限」というストレージ容量が提供されることになる。この措置は、最大のライバルであるGoogleに対抗するためのものだ。同社は、Gmailという1Gバイトのストレージを提供する無償電子メールサービスを開始する予定。

 今回のホームページの更新は、最後にYahooが行ったデザイン更新から2年ぶりとなる。同社はこのとき、オンライン広告とプロモーション用に割り当てるスペースを拡張していた。

 それでも、Yahooのホームページの変更はごくたまにしか行われない。同社は長い間、スピードと視覚的なスタイルを維持するために、画像やアニメーションを多用することに抵抗していたことがある。そのため、1995年に定められた基本的なデザインの枠組みが、2002年に変更があるまで、ほとんどそのままの形で使われていた。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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