Microsoftは米国時間19日、今年後半にオンラインでの音楽販売を開始する予定だと述べた。現在急速に拡大しつつあるこの市場を独占しているのはApple ComputerのiTuneで、Microsoftの参入は以前から予想されていた。
Microsoftは先週、テキサス州オースティンで開催された音楽祭「South by Southwest」で、インディペンデント系レコードレーベル各社に自社の音楽サービスのハイライトをプレビューしていた。同社は具体的な詳細については口をつぐんでいるものの、先週のブレビューはオンライン音楽販売市場への大々的な参入を図ろうとする同社の野望が膨らんでいる兆候といえる。
Microsoft広報担当のLisa Gurryによると、Microsoftは自社の音楽サービスを主にMSN.comを通してプロモーションすることになるという。ユーザーはMSNに加入し、楽曲やアルバムのカタログをブラウジングし、購入した楽曲は自分のコンピュータにダウンロードできる。Gurryは、サービス開始時の価格や局数に関してはコメントしなかった。
Microsoftの音楽ストアで購入した曲は、携帯音楽端末への転送も可能となる。Gurryによると、現在6割の携帯音楽デバイスが同社の音楽フォーマット、Windows Mediaをサポートしているという。また、Windows Mediaに対応しないデバイスへの曲の転送を可能にするかどうかはまだ決まっていないと同氏は述べた。
現在人気の高いAppleの携帯音楽端末のiPodとiTuneサービスは、MicrosoftのWindows OSと互換性がある。Gurryは、Microsoftの音楽ストアがWindows OSにバンドルされるか、 あるいはWindows Mediaの機能として提供されるかについても明らかにしなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。
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