NTTデータは2月19日、個人向け日記型情報発信ツール「Doblog」を利用し、3月1日から3月14日までの2週間、GPS携帯電話から位置情報付きのブログを登録する機能の利用実験を行うと発表した。NTTドコモ、ゼンリン、ゼンリンデータコムの協力のもと、40人の限定テストユーザーを対象に実施する。
今回の実験は、「Doblog」にGPS携帯電話で測位した位置情報を加えることで、どのような日記型情報が作り出されるのか、またそれらのエントリーはどのように活用・閲覧されるのかを調査するのが目的。実験を通してブログの新しい使い方を探るとともに、GPS携帯電話のもつ機能と可能性を生かした新サービスの創造を検討していく。
「GPS対応Doblog」の特徴としては、GPSを使って位置情報を測位し登録することで、現実世界の場所と「Doblog」に書かれたエントリーを紐付けることが可能となり、記入時にエントリーを記載した位置情報を登録したり、写真を撮った場所で測位して写真に位置情報を付加したりすることができる。
具体的には、店舗や名所の情報に加え、Doblogに登録された記事も場所と紐付け利用することが可能になるほか、携帯メールの本文に測位した位置情報(緯度経度座標を示す文字列)を添付して投稿することで、自動的にゼンリンデータコムが提供する地図サイト「its-mo Guide」へのリンクがブログ上にアイコンで表示されるようになる。
NTTデータでは、この実験結果を踏まえ、より多くのユーザーがGPS携帯電話に対応したDoblogが利用できるようにサービス検討を進める予定。さらに、位置情報に基づいたエントリーの検索など、新しい機能を順次整備していく。
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