コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)とヤフーは1月15日、Yahoo!オークションにおける海賊版対策など著作権保護活動で提携したと発表した。著作権保護を呼び掛ける活動も共同で実施する。
これまでヤフーとACCSでは、海賊版などの著作権侵害出品物に対して事象ごとに協議を行い、削除の対応を行っていた。今回の提携によって、詳細な削除基準とその対応方法を取り決め、発見・削除の連絡体制を強化する。両社では、違法販売を未然に防止することができると期待している。
また、ヤフーではYahoo!オークションユーザーを対象に、著作権違反に関する事例を紹介するなどの啓発活動に注力する。ACCSも出品者に対して著作権保護を呼びかけるメッセージを通知するなどの活動を行う予定だ。ACCSでは、Yahoo!オークションの出品者・入札者向けに問い合わせ窓口も新設し、質問などを受け付ける。
Yahoo!オークションでは、常時446万件のオークションが開催されている。しかしながら、Yahoo!オークションのガイドラインに違反する、企業などの著作権を侵害した出品もあり、ACCSが捜査協力した刑事事件が2003年度で11件発生した。
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