インド映画のオンライン配信、2004年スタートへ

 ファイル共有プログラムKazaaを所有する豪Sharman Networksのパートナー企業、米 Altnetは、新たに約35人のインド映画プロデューサーと契約を結び、人気のインド映画 エンターテインメントサイトIndiaFM.comを通じて、作品をダウンロード配信することになった。

 IndiaFMの共同設立者、Saleem Mobhaniが英Reutersに語ったところでは、この契約ではまずプロモーションコンテンツの配信からスタートして、2004年に映画と音楽のペイパービューモデルに移行するという。

 Kazaaは2003年11月に、Kazaa.comウェブサイトから映画の有料ダウンロード配信サービスを開始しており、このサービスで初となるインド映画「Supari」(英題「A Contract for Killing」)も配信された。この映画をKazaaでダウンロードする際には、2.99ドルの料金がかかる。映画はコピー防止機能付きで、再生後に消去される仕組みになっている。

 SupariのエグゼクティブプロデューサーMeenu Kumarは、映画産業は今までインターネットを無視してきたと述べ、新天地を開くことに興奮しているとReutersは引用している。

 インドの人口10億人のうち、インターネットを利用しているのはわずか約1000万人だが、Kazaaなどのフィルム配信サイトでは、約2000万人いると推定される国外のインド人もターゲットにしたいと考えている。Kumarは、Kazaaでの配信の主なメリットは、特に海外のインド人が手軽にダウンロードできる点だとし、Kumarの考えではこの点はコスト効率よりも重要だと述べている。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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