ダブルクリックは8月4日、インターネットCMとFlashの技術を組み合わせたCM商品を開発したと発表した。第1弾は、松下電器産業のブランドスローガン「Panasonic ideas for life」の告知CM。8月上旬から、大手新聞社などのWebサイトに設置した広告枠を通じて配信する予定。
「ストリーミング技術を用い、テレビCMを音声付きでインターネット上で配信する広告手法。テレビと同じ広告表現がインターネットでも実現できる」(ダブルクリック)
同商品では、CMの本編終了後にその内容についての簡単なクイズを実施する。視聴者はCM画面をクリックしクイズに解答する。テレビでも放送される素材と同じものをインターネットでも配信することでCM接触リーチや回数を拡大し、また、内容に関するクイズを実施することで、より深く興味を持たせられるという。
Flashはファイル内部に、JavaScriptに似たスクリプトを書き込める動画技術。映像を使って簡単なゲームを作成したり、インターネットを介してクライアント側からサーバ側へ各種の情報を渡すことが可能。ダブルクリックはクイズ以外にも様々な可能性を想定しているという。
同技術を応用したCMは電通の協力を得て開発した。配信先はダブルクリック運営の「インターネットCMネットワーク」に参加する新聞社の4サイト。従来から参加する朝日新聞の「asahi.com」、毎日新聞の「Mainichi Interactive」、日刊スポーツの「nikkansports.com」の3サイトおよび、今回新たに契約した日本経済新聞の「NIKKEI NET」である。CMはそれぞれサイト内に配置した240×180ピクセルの広告枠で配信する。
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