大陪審は、LibbyがNew York Times記者のJudith Miller、NBC NewsキャスターのTim Russert、Time誌特派員のMatthew Cooperと交わした会話について大陪審やFBIに虚偽の陳述をしたとして、それぞれの偽証容疑に対し5年から10年の懲役と25万ドル以下の罰金という最高刑を求めている。
保守派のブロガーの多くは、Libbyが問われているのは機密情報の漏えいではなく、隠ぺい工作のみだと書き記している(連邦法では、国家防衛に関わる情報を、その情報を受け取る資格の無い人物に「伝える」ことが禁じられているが、Libbyはこの罪には問われていないというのだ)。
記者会見でFitzgeraldは、「私はValerie (Plame) WilsonがCIA工作員だったかどうかについて意見を述べているのではない。われわれは、Libbyが故意にCIA工作員の名を明かしたかどうかについての調査は全く行っていない」と述べた。
保守派サイト「RedState.org」は、Libbyが「Joe Wilsonの妻のValerie Plameの名前を漏らしたことについて起訴されたのではない」と指摘した。Wall Stree Journal紙も過去に社説のなかで、Valerieが担当しているのはデスクワークであり、実際は海外で活動するCIA工作員ではないと論じている。
また、「Instapundit.com」の執筆で有名なテネシー大学法学教授のGlenn Reynoldsは「これは、左派が望んでいたLibby、Rove(当情報漏えい事件に関わったとされる次席大統領補佐官)、Cheney潰しにはならない。ここでは工作員の身元漏えいについては、問われていないからだ。また、左派が過大な期待をかければかけるほどこの件の重要性は薄れて見えてきてしまう。これ以上何も起きなければ、ブッシュ政権はほとんど影響を受けない」としている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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