大陸を横断して人生を取り戻す--200kg男性の公開ダイエットに米国中が声援

Michelle Meyers(CNET News.com)2005年07月25日 17時15分

 体重約160キロ(350ポンド)のSteve Vaughtは、Forrest Lump(太ったForrest)と自らを称し、減量のために米国を歩いて横断している。映画の中でヒーローとなったForrest Gumpと同じく、米国中の熱心なファンがForrest Lumpの動きを追っている。この人物を有名にしたのは、インターネットだ。

 Vaughtは39歳。その成果は、彼のウェブサイトTheFatManWalking.comを通して提供されており、これを何十万もの人々が日々チェックしている。このオンラインジャーナルを執筆している妻のAprilによると、約10万人が同サイトを見ているという。しかも、この数字は7月にテレビ番組「Today Show」で特集が組まれる前のものだという。

 「減量して人生を取り戻す」ためにVaughtが、ニューヨークを目指してサンディエゴ郊外の自宅を出発したのは米国時間4月10日のことだった。個人的な理由で旅に出ることを思い立ったVaughtだが、「人生を取り戻したいと考えている人たちに、今すぐ立ち上がって、今日からでも何かを実行するよう、勇気を与えたい」と、出発前に同ウエブサイトで述べている。

 7月22日の時点で、同氏はまだモンスーンの吹くアリゾナ州のフラッグスタッフ近くにいるという。予定ではミズーリ州に到達しているはずだが、同氏は、目標の1日約32キロメートル(20マイル)には、はるかに及ばないペースで歩を進めている。

 とはいえ、本来の目標は既に達成されようとしている。182キロ(400ポンド)あった体重が、23キロ(50ポンド)減ったのである。このことは、人々に大きな感銘を与えており、数え切れないほどの書き込みやメールがTheFatManWalking.comに寄せられている。反響があまりに大きかったため、TheFatManWalking.comをホスティングするサーバが数日間ダウンしたほどだ。TheFatManWalking.comは現在、同ドメインのみをホスティングする単独サーバに移行され、復活している。

 Vaughtをヒーローと呼ぶオハイオ州アクロン在住のブロガーJoshuaはこんな書き込みをしている。「彼の記録を読んで体が震えている。この書き込みをしている今も、涙が止まらない。私も彼のように減量の旅に出て、同じように目標を達成したい。Steve、おめでとう。あなたを尊敬します。がんばって下さい」。極端な減量計画に興味があるわけではないとするブロガーのErin Slickでさえも、Vaughtの行動には興味がそそられるという。「彼はさらに体重を減らすことができるのだろうか?もっと重要なことだが、それを維持することができるか?彼の独創性に、私は賞賛を送ります」(Slick)

(写真提供:Steve Vaught)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]