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自家製「スター・ウォーズ」が人気上昇中--本物顔負けの特殊効果も

2005/04/25 12:42
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 グラフィックスアーチストのShane Feluxは3年前、eBayで新しく買ったデジタルビデオカメラを自宅に持ち帰り、そして妻のDawnにある約束をした。その約束とは、3カ月間で「Star Wars」を題材にした40分ほどの作品の脚本をまとめ、それを撮影するというものだった。

 そしていま、「Star Wars: Revelations」というこの作品が、やっと日の目を見ようとしている。Feluxは、クレジットカードの限度額いっぱいまで借り入れてつくった2万ドルの資金を元手に、膨大な時間をかけてこの作品を製作した。George Lucasが描くSFの世界をベースにしたアマチュア映画はいままでに何本もつくられているが、この「Revelations」はそのなかでも最も野心的な作品の1つといえる。

 Star Warsファンの間では、5月19日に封切りになる新作への期待が高まっているが、いまそんなファンの間をこのアマチュア映画がX-Wing戦闘機顔負けの速さで飛び交っている。

 「Revelations」は、40分を越える上映時間に加え、プロ顔負けの質の高い特殊効果が盛り込まれていることから、確実に「ファン映画」の歴史に残る作品となるだろう。このジャンルの作品は、新世代のデジタルツールが出るごとに洗練度を増してきている。

 「前からこうした映画をつくってみたかったが、しかし時間についても資金についても、これで十分と思えたことがなかった」とFeluxは言う。33才になるこの元俳優は、大学時代に映画製作を専攻していた。「だが結局、これからも映画作りに十分な時間や資金は確保できないだろうと判断し、思い切ってやってみることにした」(Felux)

 多くのアマチュア映画製作者と同じように、Feluxもいつかは自分の作品がハリウッドの映画会社やLucas本人の目に留まることを期待している。しかし、大画面の商業作品からアイデアを得て自主製作する人間は同氏以外にもたくさんいる。このようなオンライン文化では、かつての観客がデジタルツールを手に入れて、映画を製作する側に回っている。

 実際、このようなアマチュア映画作家のコミュニティを研究し、今後のトレンドの手がかりを求めようとする学者や企業のマーケティング部門がますます多くなっている。

 映画ファンが独自のバージョンを製作することは昔から行われている。GoogleのUsenetアーカイブやFanfiction.netを探しまわれば、「X-Files」「Star Wars」「Star Trek」を題材にした作品がすぐに数万件も見つかるだろう。これらの作品は、ある程度敬意を表するようなものから公序良俗に大きく反するものまで内容もさまざまだ。

 空飛ぶトースターや恐ろしいワッフルメーカーが登場する1977年の「Hardware Wars」以来、Lucasの世界はアマチュア映画製作者やパロディー作者のお気に入りの題材となっている。また、最近のファン映画製作熱は、パトロール隊員を扱ったテレビ番組「Cops」のパロディーである1997年の「Troops」で火がついたと言われている。

 Lucasfilmが長年にわたって、Star Warsの名前や素材を使った営利目的の試みに圧力を加えていることは、ネットでは有名な話だ。同社は昨年、自社のある作品をライブで吹き替え上演しようとしたシアトルのある演劇グループの公演を阻止した。また、Star Warsにちなんだ言葉をドメイン名に使うウェブサイトへは相次いで停止命令書を送付している。


 しかし、作品が非商用目的のもので、かつ公序良俗に反さないかぎり、同社はファン映画を支持するという。Lucas自身も、Star Warsをテーマにしたファン映画コンテストで審査員を務めている。Atom Films主催のこのコンテストの結果は、「Celebration III」というファン向けのイベントで米国時間22日に発表された。

 同社の国内PRディレクターLynn Foxは、「LucasfilmはStar Warsのファン映画を大々的に支援している。このような活動は本作品に対するこれ以上ない称賛だと思う」と述べている。

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