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米当局、SARS予防効果を売りにするウェブサイトに警告

2003/05/12 18:14
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 米連邦取引委員会(FTC)と米食品医薬品局(FDA)は、SARS(重症急性呼吸器症候群)の治療と予防に効くとして商品を販売するウェブサイトや宣伝メール送信者に対し、誤解を与えるような情報提供を処罰の対象にすると警告した。

 両機関によると、SARS対策として効果があるという触れ込みで、消毒剤布や手袋、マスクなどの入ったSARS予防キットのほか、オレガノオイルの栄養補助食品などを販売する48のウェブサイトを発見したという。またFTCは、これまでに7種のSARS関連のスパムメールを検出した。

 両機関は、これらのウェブサイトや宣伝メールの主張が科学的根拠に基づくものではないと指摘し、ウェブサイトから偽りや誤解を招くような宣伝文句を削除するよう警告文を送った。警告に従わないウェブサイトには、刑事責任を追求するほか、違反1件につき最高1万1000ドルの民事刑罰を課したり、顧客に代金の返却をするよう求めるなどの措置をとるという。

 FDA委員のMark B. McClellanは、「あやしいウエブサイトのいい加減な商品は役に立つはずがなく、それどころか、誤った予防法を提供することで事態を悪化させる可能性がある」と述べている。

 FTCは、SARS対策をうたった宣伝が「最新情報を臭わせるタイトルで消費者の注意を引き、利益をむさぼろうとする新手の詐欺行為だ」とし、消費者に注意を投げかけている。「SARSに関して医学上の画期的な進歩があった場合、このような宣伝メールが一番最初に報じるはずがない」(FTC)

 現在、世界中の人々がSARSの脅威におののいている。世界保健機関(WHO)の発表によると、これまでに7000件の発症例があり、全世界で650人の死者が出ている。最も被害が大きいのは中国の北京だ。

 なお、FTCは昨年以来、詐欺まがいの商品を提供する業者に対する取締りを強化している。スパムメールや偽情報メールの対策について討議するフォーラムを先週も開催したばかりだ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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