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アンチスパム企業の特許闘争の行方は?

2003/05/09 10:11
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 アンチスパム技術を開発する企業Mailblocksが、アンチスパムサービスを提供するISP、EarthLinkを訴えた。

 Mailblocksは、WebTVの共同設立者であるPhil Goldmanが立ち上げた会社である。同社が販売するアンチスパム技術は、差出人不明や機械的に送ってくるメールに対して、ユーザーが受信拒否するための手段を提供するものだ。このシステムは「challenge/reponse」という名称で知られている。今回同社は、EarthLinkが提供するアンチスパムサービスに対して、同社の特許を侵害しているとして訴えを起こした。これは、5月7日のEarthLinkの発表を受けて、電光石火の速さで対応したものだ。EarthLinkが発表したサービスは、Mailblockの技術に近い許可ベースのブロッキング技術であり、5月末から同ISPの加入者に向けてサービスを提供していくとしていた。

 Mailblocksは、EarthLinkが提供するサービスに関して議論を行ったが、その話し合いからは何も得られなかったという。しかし、EarthLinkが提供するサービスの内容を見る限り、Mailblocksの特許に抵触することになると主張する。

 「challenge/responseに関する特許は、Mailblocksが開発し、所有している。法律で許される最大限の手段を行使して積極的に対抗していくだろう」と、MailblocksのPhil Goldmanは声明の中で発言する。

 Mailblockの保有する特許の内容は、メール送信者がメール受信者の許可リスト内に載っていない場合、いちどメール送信者に対して今後もメールを送り続けるかどうかの返答を要求させる。結果として、機械的に送信されてくるスパムメールを防止することができるようになるものだ。このサービスは、2003年3月末に発表されている。

 一方のEarthLinkのSpamBlockerと呼ばれるサービスは、受信メールに対して自動的に返信メールを生成するものだ。そこで送信者が確実に受信者に対してメールを届けるためには、自動返信されたメールに対して返答しなければいけない。しかしいちど認証されれば、送信者は許可リスト内に登録されるようになる。

 またEarthLinkは、Brightmailのアンチスパム用「spaminator」というフィルタリングツールも使用している。このフィルタは、受信者のもとにメールが届く前に適用される。しかし、スパム送信者がメールに対して少し細工を加えれば、簡単にフィルタを通過できるようになってしまうこともある。

 さらにEarthLinkは同時期に、別の法廷闘争にも関わっている。同社は5月7日、ニューヨク裁判所でニューヨーク州バッファロー在住のスパム送信者を相手にした訴訟で、1640万ドルを勝ち取る判決を受けている。このスパム送信者は、2002年初めごろから10億にもおよぶ宣伝メールを送り続けていたという。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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