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ドットコムからメディア帝国へ:ヤフーを変えるSemelの経営手腕

2003/04/30 14:22
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 米Warner Bros.の元最高経営責任者(CEO)、Terry Semelが米Yahoo!のCEOに就任してから2年が過ぎた。就任当初は、広告業界の経験が皆無のSemelが、危機に瀕していたYahoo!を経営再建できるかどうかを懸念する声が多かった。

 Semelの「結果第一」主義の地味な手腕は、ドットコムブームにのって成長した同社の派手な企業文化とは対照的だ。しかし、2年経った今、同社は4四半期連続となる黒字決算を今月発表した。また、中核の広告事業と広告以外の新たなサービス関連事業が好調なことから、2003年の業績見通しを引き上げている。

 Semelは主要な役職に厳選したベテランを投入すると同時に、事業拡張の手も緩めなかった。米SBC Communicationsとのマーケティング提携、オンライン求職サイトの米HotJobsや検索企業の米Inktomiの買収などにより、新事業に積極的に参入した。

 Semelがこれまで最も成功したのは、ウェブ検索分野だろう。Yahoo!は米Overture Servicesと検索サービス事業で提携し、前期に4500万ドルの収入を得ている。また、昨年12月に買収したInktomiの検索結果表示の有料登録を、Yahoo!のアルゴリズム検索結果に統合する方針だ。これまでは米GoogleがYahoo!のウェブ検索を支えてきていたが、この役割は変化するだろう。

 広告以外の分野では、DSLや電子メール保存サービスといった有料プレミアムサービスが伸びており、サービス会員数は前期の220万人から、4月時点で290万人に増えている。ウェブサービスの有料提供には課題が残っているものの、同社は順調に有料サービスの会員を伸ばしている。

YahooでのSemelの足跡
Yahoo CEOのTerry Semelは、苦境に陥っていたネットのパイオニア企業を再建させた。 以下は2001年のCEO就任以降にあった主な実績と出来事。
株価 24%上昇
ユニークユーザー数 約11増加
利用度の高い登録ユーザー数 33%増加
広告収入 27%上昇
収益の多角化 広告以外の収益が300%の伸び
企業買収 Inktomi
HotJobs(オンライン求人サイト)
Media Internetラジオのサービス開始
提携 British Telecom (ブロードバンド配信)
SBC Communications (ブロードバンドマーケティング)
Overture Services
新サービス 検索サービスのアップデート
Yahoo Platinum ビデオサービス
Launchcast Plus音楽配信サービス
Yahoo Mailプラス
主だった人事交代 前CEOのTim Koogle退任発表(2003年4月15日)
Yahoo創設者の1人であるVCのMichael Moritz、役員会メンバーを辞任(2003年3月7日)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをCNET Japanが日本向けに編集したものです。

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