SARS拡大が急成長中のインド企業の業績を直撃

 インドのITサービス企業Infosysは4月10日、同社の2003年最初の四半期の売上が予想を下回ることを発表した。同社はIT業務の海外へのアウトソーシング化の波に乗り、急成長を遂げている会社だ。株式の仲介業者の予測では、2004年3月時点での年間利益が1株あたり1.91ドルとされていたが、この日の発表で1.70〜1.73ドルに落ち着く見込みであることが報告された。これを受け同社の株価は32%下落し、取引を終えた。

 同社は、市況の悪化が専門家の予想よりひどいことを指摘する。イラクとの戦争、そして最近被害が拡大しているSARS(Severe Acute Respiratory Syndrome:重症急性呼吸器症候群)が、インド企業のビジネスを阻害しているという。例えば、直近の四半期では、イラク戦争とSARS拡大を受け、顧客とのミーティングが何件かキャンセルとなり、ビジネス機会を逸したと説明する。

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