IDC Japanは12月3日、2009年第3四半期(7月〜9月)の国内サーバ市場動向を発表した。上位6社中、唯一プラス成長となった富士通がシェア1位に返り咲いている。
第3四半期における国内サーバ市場規模は、前年同期比18.2%減の1205億円で、5期連続で大きく縮小した。出荷台数においても、前年同期比12.6%減の13万6000台と3期連続で2桁減になっている。
製品分野別にみると、富士通とNECで大型案件があったことからメインフレームは前年同期を上回った。ただし、そのほかの分野はいずれも2桁減となった。特に、RISCサーバ、IA64サーバ、ビジネスサーバ、スーパーコンピュータは、30%を超える大幅な減少であったという。景気後退は、引き続き国内サーバ市場に深刻な影響を与えているようだ。
ベンダー別では、メインフレームで獲得した大型案件が貢献し、富士通が首位に復帰した。富士通はx86サーバでも複数の大口案件があった。2位はNECで、前期に引き続きメインフレームで大型案件があった。3位は日本IBM、4位は日本HPとなっているが、両社ともに4期続けて20%を超える大幅な減少となっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス