UPDATE Microsoftは、より多くのPCの新規購入者が「Office」を使用できるように、新たなOfficeの入手方法を発表した。広告でサポートされる「Starter」エディションが新規販売されるPCに搭載されることも明らかにされている。
Microsoftは米国時間10月8日、OfficeのStarterエディションで提供される機能は制限され、「Word」および「Excel」のみが搭載される予定であると、公式ブログへの投稿に記している。Starterエディションは、2010年にリリースされる「Office 2010」ファミリーの一部となり、新規に販売されるPC上のみで提供される。
同社は「新たに購入したPCを開封すると同時にOffice 2010のエクスペリエンスを速やかに提供すべく、『Office Starter 2010』がPCの新規購入者向けにリリースされる」と説明しており、店頭で新しいアップグレードカードを追加購入することで、いずれかのフルバージョンのOfficeへとアップグレードできるようになっていることを明らかにした。
Office Starter 2010は、「Microsoft Works」に代わる製品となる。Microsoftは、基本的な生産性ソフトウェアの搭載を希望するPCメーカー向けの低価格製品としてWorksを提供していた。同社は近年、広告でサポートされる無料版へと、目立たない仕方でWorksをシフトしてきた。
とはいえ、Worksとは異なり、Office Starterでは「Ribbon」ユーザーインターフェースを含む多くの機能が提供され、他のOfficeとの完全なファイル互換性を備えている。
Microsoftのコーポレートバイスプレジデントである沼本健氏は8日、インタビューに答えて「確かにOffice StarterはWorksに代わる製品である。とはいえ、単なるWorksの名称変更ではなく、Office製品となっている」と述べた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス