セイコープレシジョンとGMOグローバルサインは4月23日、タイムスタンプと電子署名に関して協業すると発表した。セイコープレシジョンがGMOグローバルサイン向けにタイムスタンプサービスを供給することで、世界各国の電子文書の原本性を、日本のタイムスタンプサービスで保証できるようになるという。
GMOグローバルサインがすでに提供している「PDF文書署名用証明書 for Adobe CDS」に、セイコープレシジョンがタイムスタンプを提供する。これにより、任意のコンピュータに設定された時刻ではなく、世界標準で設定された証明可能な時刻を署名に付与でき、その文書がいつ作成されたかを公に証明することが可能となる。GMOグローバルサインでは、今後、セイコープレシジョンとの協業の成果として、大規模サーバ向けのPDF文書署名用証明書を提供する予定だ。
また、GlobalSignが「SEIKO Cyber Time(セイコーサイバータイム)時刻認証局」を認証することにより、このタイムスタンプが世界で利用できるサービスとなる。
今後、両社はそれぞれ、セイコーホールディングスとGMOインターネットグループ各社のIR情報などの文書配信にAdobe CDSを順次適用し、内部統制とIT情報管理の信頼性向上を図る。同時に上場企業各社や政府機関へAdobe CDSの展開を推進する意向だ。
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