Microsoftは、「Office 2003」のメインストリームテクニカルサポートの提供を、4月14日に終了し、Windows XPに対しても、同様の対応がスタートすることになる。
Office 2003へのメインストリームサポートこそ終了はするものの、Microsoftは、引き続き「拡張サポート」を2014年4月8日まで提供する予定である。
拡張サポートの期間中、Microsoftは、パッチおよびバグフィックスのみを提供していくことになる。他のメンテナンスサポートの提供は、Microsoftと有料のサポート契約を結んだユーザーのみに限られる。
Windows XPも、これと似たようなサポート契約条件が定められている。Office 2003と同じく、Windows XP向けのメインストリームテクニカルサポートは4月14日に打ち切られ、その後もさらなるサポートが必要なユーザーは、有料のサポート延長契約を結ぶことが求められる。
Butler GroupのアナリストであるRichard Edwards氏は、現地時間4月6日に、Windows XPおよびOffice 2003へのメインストリームサポートの終了が、企業ユーザーに混乱を引き起こすようなことにはならないと思うとの見解を表明した。
Edwards氏は、ZDNet UKに対して、「今回のサポート終了方針に関しては、以前から周知されており、多くのユーザーが、すでに計画通りに物事を進めている」と述べた。
Windows XPに関しては、かなり以前からユーザーは、「Windows 7」が出るのを待つべきか、それとも「Windows Vista」へと移行すべきかの決断を下してきたはずだと、Edwards氏は語っている。
「ビジネスに不可欠なものが、Windows XPの特定部分に含まれている場合、今後もWindows XPを長く使い続けることに決めた企業もあるようだ」と、Edwards氏は述べた。
また、Office 2003に関しても、各企業内で似たような決断が下されてきたはずだと、Edwards氏は付け加えた。同氏は「Office 2007へと移行すべきか、それとも次の新たなバージョンのOfficeが出るのを待ちつつ、もし今後もサポートが必要ならば、Microsoftと有料の契約を結ぶべきかという決定が迫られてきた」と語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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