IDC Japanは3月24日、国内SaaS/XaaS市場規模予測を発表した。アプリケーション実行環境や運用サービスを提供するPlatform as a Service(PaaS)やコンピューティング環境全体をサービスとして提供するInfrastructure as a Service(IaaS)も加えたこの市場の規模は急速に拡大し、2013年には1436億円になると予測している。
金融危機を契機とした経済環境の悪化によって、企業はさらなるコスト削減を迫られている。また、情報通信分野における技術革新などにより、クラウドコンピューティングやSaaSに対する企業の認識は高まっているという。IDC Japanでは、SaaS/XaaSは拡張性や、迅速性、コスト削減といった利点から、企業の情報システム構築における重要な選択肢の1つとなっていると分析している。
2008年の同市場は、ASPから発展した業務特化型アプリケーションやカスタマーリレーションマネージメント(CRM)分野でのSaaSが順調に成長するとともに、IaaSが堅調に拡大し、前年比19.2%増の495億円となった。またPaaSは、規模は小さいものの本格的にサービスが提供されたことから、前年比164%増と急速に拡大したとのことだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」