MSのR・オジー氏、「Windows Azure」を語る

文:Ina Fried(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年10月28日 17時04分

 ロサンゼルス発--MicrosoftのチーフソフトウェアアーキテクトであるRay Ozzie氏によると、同社が「Windows Azure」のビジョンが正しいと主張するだけではだめだと考えている。基本的には、ソフトウェアプロバイダとしての大きな信頼を企業から得ることが必要という。

 Ozzie氏は米国時間10月27日、当地で開催されているMicrosoft主催の「Professional Developers Conference」(PDC)で、CNET Newsのインタビューに応じた。

 Ozzie氏は、投資の規模とこの同じインフラストラクチャの上に自社アプリケーションを乗せているという事実から、Microsoftはこのような信頼を獲得するのに好位置につけていると述べる。

 「Microsoftは投資能力があるし、また、このような事業を展開して、開発者や企業にそうした信頼保証を与えたいという意欲がある」とOzzie氏は語る。

 Ozzie氏の見解によると、移行は、そのタイプによって、そのほかのものよりもおそらく早く行われるという。

 「インフラストラクチャは簡単な作業で済むだろう。特定のシステムへ独自のビジネス価値が付加されていないもの、たとえば電子メールインフラストラクチャ、電話、ライブミーティングが良い例だ。性能目標とコスト目標が達成されれば、これらがすぐにクラウドに移行できない理由はないと思う」(Ozzie氏)

 中核となるビジネスソフトウェアはそれほど早く移行されることはないだろうとOzzie氏は述べる。

 Ozzie氏は、「ビジネスアプリケーションのの点から見ると、より時間がかかるだろう。(中略)リスクプロファイルなどさまざまな理由からだ」と述べる。「企業によっては、迅速にことを進めるかもしれない」(Ozzie氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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