WiMAXを超えるものが存在する。Intelは、台北で開催された「Intel Developer Forum(IDF)」において、スマートフォンの次世代プラットフォーム「Moorestown」向けに、WiMAXを超える他の通信技術に注目していることを明らかにした。
IntelのシニアバイスプレジデントであるAnand Chandrasekher氏は、IDFで現地時間10月20日に講演し、Intelが、Moorestownのプラットフォーム向け「High Speed Packet Access(HSPA)」データモジュールの開発を、Ericssonと協力して進めていると語った。WiMAXもサポートされてはいるものの、すでに確立されている他のワイヤレステクノロジとの厳しい競争に直面しており、抱えている問題を乗り越える上でも、WiMAXは十分でないかもしれない。
Moorestownは、「Lincroft」を搭載するシステムオンチップ(SoC)であり、45nmのプロセッサ、グラフィックス、メモリコントローラ、ビデオエンコードおよびデコードが、シングルチップ上に統合されている。また、「Langwell」というコード名の「I/Oハブ」も含まれており、ワイヤレス、ストレージ、ディスプレイのコンポーネントへの接続がサポートされる。
Intelは、まもなくリリースされる「Nehalem」マイクロアーキテクチャの「Intel Core i7」プロセッサと、関連する「Intel X58」チップセットの詳細を示す、数々のスライドも公開した。すでにIntelは先週、Nehalemが現在出荷中であり、11月には正式リリースとなる予定であることを発表した。
Core i7は、まずクアッドコアプロセッサとして登場する予定で、高速のチップ間通信テクノロジとなる「QuickPath Interconnect」や、これまで「Turbo Mode」と呼ばれてきた「Turbo Boost」を備えることになる。基本的にTurbo Boostは、使用されていないプロセッサコアの動作を停止し、残るアクティブなコアを、より効率的に使用可能にするスイッチとなる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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