2007年4月から12月までの金融機関における預金の不正引き出し被害の件数が、金融庁の調べでこのほど明らかになった。
まとめによると、不正引き出しの発生件数は、全体で4723件。このうちインターネットバンキングによる被害は191件となり約4割を占め、前年度(2006年4月〜2007年3月)の100件に対して、倍近い伸びを示していることになる。 一方、インターネットバンキングの平均被害額で86万円。平均被害額171万円の盗難通帳に次いで2番目に高い金額を示し、偽造キャッシュカードによる被害を上回った。
なお、金融機関による被害補てん状況については、89.1%が補償されたと報告されている。
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