Microsoftの「Windows Live」サービスから「ベータ」がとれ、6つのウェブアプリケーションで構成される無償Windowsスイートとして提供されることになった。
このスイートには、Hotmailを統合し、POPおよびIMAPをサポートするWindows Live Mailが含まれる。正式版となった他のデスクトップサービスとしては、Windows Live Messenger、そして、ブログを書くためのWindows Live Writerがある。Windows Live Photo Galleryは、Microsoft Spaces、MSN Soapbox、YahooのFlickrにアップロード可能な画像アルバムを管理する。
また、ブログで利用可能なWindows Live Spaces、イベント招待サービスWindows Live Events、セキュリティ製品Windows Live OneCare、3MバイトのWindows Live OneCare Family Safetyも正式版となった。Windows Live OneCare Family Safetyは、子どものウェブ利用に対するペアレンタルコントロールを提供する。Windows Liveの名称が付いたオンライン専用ツールとしては、検索、ローカルマッピング、ウェブページのブックマークのお気に入り機能などもある。
これらのツールをすべて利用するには、これまでのPassport IDに置き換わるWindows Live IDが必要。登録はget.live.comから可能となっている。
Windows XPを使ったわれわれのテストでは、ダウンロードは数秒、インストールは10分で完了する。現在使っているブラウザやホームページの設定を変更したくない場合、インストール前に指定する必要がある。
Windows Liveバンドルに最も近い競合製品といえば、Google Packだろうか。Google Packは、写真編集用Picasa、セキュリティスキャン用Norton、IMクライアント、ブラウザツールバー、デスクトップ検索などの13のアプリケーションを含んでいる。ただし、Google Packは、デスクトップのブログ制作ソフトや電子メールクライアントをMicrosoftのスイートのように含んではない。
Windows Liveの一部サービスはベータ版のままである。これらのサービスには、米国時間11月6日公開されたWindows Live Calendar、そしてWindows Live SkyDriveが含まれる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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