Novellは米国時間10月4日、無料のオープンソースOSの最新版「openSUSE 10.3」をリリースした。
新しもの好きな人にとっては、openSUSEは非常に進化の早い製品ではあるものの、Novellや他の多くのコントリビュータは、openSUSEを大抵は正式にサポートしていない。openSUSEは、CanonicalのUbuntuや、Red HatのFedoraといったLinuxディストリビューションと、ダイレクトに競合する製品である。Novellは、法的な問題もあるパートナーシップをMicrosoftと結んではいるものの、ここ数年間はopenSUSEを、Windowsに対抗する製品に位置づけようとしてきた。Novellが正式サポートする「SUSE Linux Enterprise Server」は、年間サポートサブスクリプションサービスをセットにして販売されている。
他の多くのLinuxディストリビューションと同様に、openSUSEではグラフィカルインターフェースを選択できる。openSUSE 10.3には、広く用いられている最新版のGNOME 2.20およびKDE 3.5.7が含まれているほか、間もなくリリースされるKDE 4からも、幾つかのコンポーネントが取り込まれた。
Novellは、これまでも目立つインターフェースグラフィックスを熱心に採用してきたが、openSUSE 10.3では、キューブの各面に展開するデスクトップ環境、少しぼかした感じのバックグラウンド画面、クローズする時に炎が燃え上がる画面など、CompizおよびCompiz Fusionの3Dエフェクトが採用されている。別の方向性を求める人にとっては、必要最低限のグラフィックスインターフェースを備えるXFCE 4.4.1も選択可能だ。
openSUSE 10.3は無料でダウンロードできるほか、90日間のマニュアルインストールサポートが付属するDVD2枚セット版も60ドルで販売される。
NovellやopenSUSE Newsが明らかにした、注目できる新たな特徴は以下の通り。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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