Microsoftが、「Windows Vista」向けの2件のフィックスをウェブサイトで密かにリリースした。同社はまだこれらを「Windows Update」経由ではWindows Vistaユーザーに提供していない。また、これら2つのパッチは、Microsoftが開発している「Windows Vista SP1」のリリースと関係しているといううわさも流れているが、これについてMicrosoftはコメントを避けている。
片方のパッチ「KB938979」はパフォーマンスアップデート。このアップデートは、キヤノン製「EOS 1D」および「EOS 1Ds」のRAWデータ写真を編集できない問題をはじめ、メディアや写真関連のさまざまな問題に対処している。
もう1つのパッチもメディア関連のものだが、こちらの「KB938194」は、プリントスプーラに関連した不具合や、Point-to-Point Protocol(PPP)接続中にWindows Vistaマシンがスリープしたときに発生する問題にも対処する。
Microsoftのある関係者はCNETへの電子メールのなかで、「2つのアップデート(KB938194およびKB938979)は、Microsoftのダウンロードセンターから既に入手可能となっており、近い将来はWindows Updateからも入手可能になる」としている。この「近い将来」については、次の月例パッチ公開日の8月14日を指すとの意見が大半を占める。
MicrosoftはWindows Vista SP1について、「Windows Vistaの発売以来、対応するデバイスや、互換性のあるアプリケーションを拡大するべく、パートナーと作業を進めてきた」と述べたものの、それ以外についてはコメントしていない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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