国土交通省は、ITを活用した観光客への情報提供を支援する事業「まちめぐりナビプロジェクト(まちナビ)」の2007年度の実施団体を決定した。
同プロジェクトは2006年度から実施され、地方団体、国の行政機関から公募のあった62件のうち、35件のプロジェクト案件を採用。多言語対応の観光情報や乗り換え情報を関西空港内で配信するシステムや、地図と連動し、動画や文字、音声などで観光情報を携帯ゲーム端末に提供するシステムが東京日本橋エリアで構築されるなどのプロジェクトが実行された。
2007年度は、全国から62件の応募があり、学識者らで構成される「まちめぐりナビプロジェクト検討会」が31件のプロジェクトを選定。ICタグやQRコードの活用や、携帯電話、カーナビと連動して観光客に情報提供を行うガイドシステムなどが、北海道函館市をはじめ、千葉県館山市、神奈川県小田原市、静岡県三島市など、中規模の地方都市を中心に年度内に実施される予定だ。
各プロジェクトには、準備や広報、各種調査、効果分析・評価などの費用を1000万円を上限に国が助成する。
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