リクルートとサン・マイクロシステムズは3月22日、ネットサービスの開発コンテスト「Mash up Award 2nd」の審査結果を発表した。
最優秀賞に黒田哲司氏の「出張JAWS(ジョーズ)」が選ばれ、優秀賞にゴーガの「doodle」、サン・マイクロシステムズ賞に内田洋行 次世代ソリューション開発センターの「FromB beta(仮称)」が選出され、このほか特別賞、部門賞が合計24作品に授与された。
提出作品の傾向では、新たなアイデアを駆使したサービスの割合が増えた。その中でも携帯電話、ゲーム端末などPC以外のデバイスに対応した作品や情報の関係性や構造を視覚的ユーザーインターフェースで表現する作品、GPSやPlaceEngineを利用した現在地を軸にした作品、ブログやSNS、動画共有サイトのAPIとマッシュアップした作品、フロー型のデータをストックし、時系列で提示した作品などの傾向を持った作品が多かった。
新たな発想とそれに基づく「マッシュアップ」に工夫を凝らした作品が多かったため審査が難航したが、「新たな価値を産み出すアイデア」「実用性・完成度・ユーザビリティ」「技術的独創性及び先取性」「対象Web APIの活用度」という審査基準にのっとり、厳正に審査を進めたという。
受賞作品に対しては、今後受賞者とともに各社サービスへの応用、および各社サービスとの提携などの可能性を探っていく考えだ。また、次回は2007年夏をめどに、参加者・リソース提供側ともにさらに多くの応募があるよう、よりオープンなコンテストを開催したいとしている。
Mash up Award 2ndは、リクルートとサン・マイクロシステムズをはじめとする合計19の企業・団体が提供するリソースを利用し、新しいネットサービスを開発するコンテスト。1月23日から3月12日にかけて募集を行い、前回(56作品)の2倍となる108作品の応募があった。
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