東芝ソリューションは3月14日、携帯電話向けプラットフォーム「BREW」上のアプリケーション生産性向上と、品質確保を目的としたフレームワークを開発したと発表した。
BREWは、米QUALCOMM製の携帯電話向けプラットフォームで、KDDI製の携帯電話に採用されている。今回のフレームワークは、モバイルソリューション市場において、携帯電話上で動作するアプリケーションの開発需要が今後も増加していくものと予想し、生産性向上と品質確保を目的に開発された。
フレームワークは、開発方法論とテンプレート、開発ツール、さらに企業向けアプリケーションに必要なソフトウェア部品群であるモバイル対応共通部品から構成されている。モバイル対応共通部品には、サーバ連携やセキュリティ連携、Bluetooth連携など、業務端末に必要な機能が用意されており、このような構成で提供されるフレームワークは業界初という。
開発に必要な要素を搭載したフレームワークを利用することで、アプリケーションの生産性向上に寄与するとともに、BREW特有の処理とアプリケーションの処理が明確に分離されるため保守性向上が可能となり、さらに開発者の能力のばらつきも低減され、品質に及ぼす影響を軽減することが可能となるとしている。
同社は今後、開発ツールの強化やモバイル対応共通部品の強化を行っていき、多くのソフトウェアベンダーがこのフレームワークでBREWアプリケーション開発に参入していくことで、BREW市場の活性化ならびに裾野の拡大につながると見ている。
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