Intelは米国時間1月8日、ラスベガスで開催のConsumer Electronics Show(CES)で、ローエンドサーバ向けの「Xeon」プロセッサ2種とデスクトップPC向けプロセッサ「Core 2 Quad」を1種、計3種の4コアプロセッサを発表した。
新しく発表された「Core 2 Quad Q6600」は、デスクトップPC向けプロセッサとして、出荷が既に開始されている「Core 2 Extreme QX6700」に加わる。Core 2 Quad Q6600の動作周波数は2.4GHz、周辺デバイスとの接続に使われるフロントサイドバス(FSB)の動作周波数は1066MHzとなっている。
一方、今回発表されたローエンドサーバ向けXeonは、動作周波数2.4GHzの「X3220」と同2.13GHzの「X3210」。両製品ともシングルプロセッササーバ向けとなっており、8Mバイトのキャッシュと1066MhzのFSBを搭載している。
Intelは、4コアプロセッサ製品を2006年11月から投入し始めており、今回の発表はこの製品ラインアップを拡充することになる。デスクトップPC用製品において同社は現在、ビデオゲームシステム向け需要に応えたエクストリームモデルをまず投入し、その後、値段を抑えたメインストリームモデルを追加する傾向にある。
Intelの4コアプロセッサは、2つのデュアルコアチップを1つのパッケージに搭載することで実現している。競合チップメーカーであるAdvanced Micro Devices(AMD)も、4コアプロセッサ「Barcelona(開発コード名)」を開発している。このプロセッサは1枚のシリコンに4コアを搭載する。同チップの登場は2007年中ごろになる予定となっている。
複数の独立したタスクを処理することが多いサーバでは、マルチプロセッサコアの利点を十分に活用することが可能だ。しかし、デスクトップPCの場合、既存ソフトウェアの多くがプロセッサコアのすべてを効率的に使用できないため、サーバほどの利点は得られない可能性がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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