[11月2日9:30更新]Microsoftは米国時間11月30日、ニューヨークでイベントを開催し、「Windows Vista」および「Office 2007」を企業向けに正式リリースする予定だ。
Microsoftは同日、NASDAQ証券取引所で「New Day for Business」と称するイベントを開催する予定だ。最高経営責任者(CEO)のSteve Ballmer氏も出席する。このイベントでは、「Exchange 2007」の正式リリースも予定されている。同社は11月1日、報道関係者にイベントへの招待メールを送信し、「Microsoftは本イベントで3大ソフトウェアの正式版を発表する」と述べている。
Microsoftは当初、2006年の年末商戦期までにVistaとOfficeの小売店販売およびPC新製品への搭載を開始したいと考えていた。だがMicrosoftは3月、一般のユーザーには2007年1月にリリースを延期すると発表した。同社はこのとき、企業向けボリュームライセンスのユーザーには年内に製品を提供すると約束していた。
Microsoftは、Vistaについて、企業向けボリュームライセンスのユーザーには11月末までに提供すると述べてきた。一方で同社は6月、Officeを10月までに完成させるという前言を撤回し、出荷を「年内」に延期すると発表した。
ExchangeについてはMicrosoft幹部らはこれまで、2006年中に完成させたいとコメントしていた。だが公式には、2006年後半もしくは2007年初頭にリリースすると発表されていた。
同社では、フラグシップ製品の同時に発売することにより、世間からより一層の注目を集められることを期待している。「フラグシップ製品の同時発売はこの10年間なかったことだ。企業が人材という最大の資源をフルに活用できるようにしつつ、IT業界を活気づけていきたい」と同社はいう。
VistaとOffice 2007の一般向けリリース予定に変更はない。両製品の小売店販売およびPC新製品への搭載は2007年1月より始まる予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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