Microsoftは米国時間9月5日、リリースが大幅に遅れている次期OS「Windows Vista」の小売価格を発表した。また、テストを500万人以上の規模にまで拡大することも明らかにした。
先週は、Microsoftのカナダのウェブサイトに価格情報が一時的に掲載されていた。
その後の米国時間9月1日に、完成品に近いテスト版である製品候補第1版(Release Candidate 1:RC1)が公開された。
本体の小売価格は、「Windows Vista Ultimate」が399ドル、「Windows Vista Business」が299ドル、「Windows Vista Home Premium」が239ドル、「Windows Vista Home Basic」が199ドルになる予定。
Windows XPからのアップグレード料金は、Windows Vista Ultimateが259ドル、Windows Vista Businessが199ドル、Windows Vista Home Premiumが159ドル、Windows Vista Home Basicが99ドルだという。
Microsoftは、現行のVistaカスタマープレビュープログラムを拡大していく方針を打ち出している。同プログラムでは、開発者や企業ユーザーが、Vistaのコードを本リリースに先立って入手できる。今週にもプログラムは拡大され、「技術マニア」の人々もVistaの消費者向け機能を試すことが可能になる。
カスタマープレビュープログラムに現在参加している場合、今週初めから最新のVistaのテストコードにアクセスできるようになっている。また、Microsoftによると、数日以内には新たな参加者がプログラムに組み入れられ予定だという。Vista RC1は、今週中に同社の「MSDN」および「TechNet」ウェブサイトにアップロードされ、登録者によるダウンロードが始まる。さらに、世界中の技術誌の読者にもRC1のDVDが配布される予定だという。
Windows製品管理担当ゼネラルマネージャーのShanen Boettcher氏は、Vistaのリリース時期に変更はないと述べた。11月の主要企業に対するVista出荷と、2007年1月の一般販売に間に合うよう、現在は開発作業の最終段階を進めているところだと、Boettcher氏は話している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力